会社の登録者データベースは、自分の職場の面接には全く役に立たない

派遣会社のデータベースには
何万人、何十万人の登録データがあります。
ですが、正直に言えば、
その中で”使える人”はかなり限られてきます。

電話をかけると、すでに就業中というケースも、もちろん多いですが、
中には、変わった人、トラブルになりそうな人もたくさんいます。

登録以後にコンタクトした人には、
担当コーディネーターが、あれこれ情報を書き込んでいて、
何月何日電話したが不在、という単純な記録や、
紹介したけどこれこれの理由で断られた、とか。

すでに出向中の人や、過去に派遣実績がある人は、
人柄やスキルが優秀な人には「おススメです」と書いてあったり、
トラブルメーカーだった人には「紹介しないでください」と書いてあったり、
まぁ、色々です。
確か、登録を受け付けた担当者がランク付けする項目もあったような。

派遣会社のコーディネータは、
過去に出会ったスタッフたちの記憶や、
そういったデータベースを見ながら、
適任と思う方に、お仕事を紹介していくわけですが、
私が一番困ったのは、
登録スタッフのネットへの親和性が、
そのデータベースでは、全くわからないことでした。

PCやIT系の資格は履歴書に記載があるので、
そのままデータベースに投入されますが、
元々、一般的な派遣会社というのは、
システムも社員の発想も事務職ベースに構築されているので、
プロバイダーのコールセンターに向く人を探そうと思っても、
データベース上からは、向き不向きが見えてこないんですよね。

趣味欄に関連の文字が入っている人を探そうと思って、
「インターネット」「ホームページ作成」などを、
キーワード検索してみても、何万人の中でヒットするのは2~3名ぐらい。
しかも、現在は、就業中、のフラグが立っていたりしてね。

そこで私は、コーディネータの皆さんに、
「今後は、すべての登録者に
自分用PCの有無、自宅ネット環境の有無、
ネットショッピング経験の有無、を
必ず確認しれもらえませんか?」
と、お願いしました。
そしてその結果を、データベースに
投入してもらうように頼みました。

ところが、これがなかなか徹底されません。
私のクライアントをメーンに担当しているコーディネータは、
雰囲気をよく察知してくれて助かるのですが、
それ以外のコーディネーター達が担当した登録者は、
聞いたり、聞かなかったり、意味がずれていたり。

その日来たばかりの新規登録者なのに、
データベースに記載がないので、
「今日来た人、聞くの忘れちゃった?」と尋ねると、
「〇〇(私のクライアントでない会社)の事務職希望だったので、
聞きませんでした」という返事。

この会社のコーディネータさん達は、
本当に、頭が固いよなぁ・・・と、思ってしまいます。

プロバイダー希望であってもなくても、
物事はどう転ぶかわからないんです。
その方が、どこかに派遣されたあと、
何かの都合で辞めてしまうとか、
会社側の都合で、派遣期間が短縮されてしまうとか、
可能性は多々あるじゃないですか。

なぜ、私がここまで必死だったかと言うと、
その頃のセンターは、増員に次ぐ増員で、
人さえいれば、いくらでも売り上げを伸ばせる状態だったのに、
「求人広告を出しても人が来ない」という理由で、
なかなか既定の人数を確保できず、
クライアントからも、クレームに近いお叱りを受けていたからです。

ですが、2000年前後の当時は、
インターネットの普及もまだまだで、
コーディネター達自身が、あまり私用でネットを使ったことがなく、
かつ、現場の人手不足の厳しい状況も、
なかなか会社には伝わらず、
クライアント先に常勤して常に現場で仕事をしている私と、
派遣会社のオフィスで人選をしているコーディネータ達との、
大きな温度差を感じたものでした。

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