年齢条件が合わなくてもあきらめない、ダメ元で問い合わせてみる

そんなある日、新聞に、
一枚の小さな折り込みチラシが入って来ました。

聞いたことがない会社名でしたが、
「軽作業スタッフ大募集」のタイトルで、
勤務先がA社工場と書いてあります。

時給は900円。悪くないです。
(当時としては)地元ではむしろいいほうです。
元同僚と同じ会社でなかったことが気になりましたが、
A社の工場は、辞めた会社よりもずっと家に近いので、
「これだ!」と思いました。

ただし、年齢が35歳まで。

そのとき、私は38歳でしたので、
あー、と一瞬すぐにあきらめかけましたが、
「待てよ、ダメ元でも聞くだけ聞いてみよう」
と、思いました。

こういうのは、もしかしたら何かの直感なのかもしれません。

実は昨年転職した、私の息子も、
魅力を覚えた、ある求人の年齢の上限を見て、
「なんだ、ダメか」と思ったそうですが、
夜になって布団の中でふと、
「聞くだけ聞いてみよう」と、思い付き、
翌日、ハローワーク経由で問い合わせ、
面接を経て、結果的に採用されました。

チラシに記載の電話番号に電話をかけて、
担当の男性に聞いてみました。

「あのー、チラシには35歳までと書いてあったのですが、
38歳ではダメでしょうか?」

返答は、腰抜けするほどあっけなく、
「あ、いいですよ。すぐに面接に来てください」とのこと。
私は支度をしてその日の午後に面接に行き、
なんとその場で、翌々日から働くことが決まりました。

今思えば。

今思えば・・・ですが、当時、彼は30代の前半だったため、
40歳に近い女性の雰囲気をよくわからず、
「この辺でいいだろう?」みたいな感じで、
単純に35歳で区切ったのであって、
それ以上の女性は、たぶん、
おばちゃんぽくて使えない、と思ったのかもしれませんね。
彼の家は郡部の農村地帯なので、
実際に、そういった女性が多かったのかもしれません。

ですが、このときの求人に応募してきた、
のちに私と同期になる女性たちは、
皆、私と同年代で、皆それなりにキャリアがあり、
元銀行員とか、元メーカー社員とか、
それまでは街場のオフィスで働いてきた人たちでした。

そしてこれは、さらにあとから思いましたが、
そんな私達は、その後の大量増員で、
あとから入って来た近隣の10代のギャルお姉ちゃんたちよりも、
はるかに質がよく、はるかに仕事ができる集団だったと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です