2番目の派遣会社は私をクビにした会社と同じビル

さて、時給も待遇もよく、自分としては続けたい仕事だったので、
私としては、どこかでリベンジしたい気持ちが強く、
同時に、自分の考えが間違いではなかったことを、
証明したい思いに駆られ、似たような仕事を探していたのです。

私に「明日から来なくていい」と告げた前の派遣会社の営業担当者は、
「うちじゃなくたって、派遣会社は一杯ありますよ。このビルにだってありますし」
と、去り際に冷たく言い放ちましたが、実は、その事実をそれまで知りませんでした。

悔しくて帰宅した私が段々落ち着いてくると、その同じビルにあるという会社に興味がわき、
求人情報を見てみました。あっ、ありました。これですね。
すると、その中に前職と同じような通信会社系のコールセンターの求人があり、
しかも、これまた前職と同じく、新規立ち上げと書いてありました。
業務は、インターネットの故障調査とのこと。時給も悪くありません。
なんか、リベンジにはピッタリかも。

ですが、「インターネットの故障調査」というのはとても難しそうで、
自分に務まるかどうか、不安です。
先方の会社が望む条件は、インターネットとメールの経験がある人。

そのときの私は、インターネットなんかほとんどやったことがなく、
過去にパソコン通信(ニフティサーブ)の経験が少しあるのみです。

登録時に「それでもこの仕事にエントリーできますか?」と尋ねたところ、
「パソコン持っているんでしょ?メールもしたことあるんでしょ?」
「いや・・・パソコン通信でメッセージのやり取りはありますが・・・」
「じゃ、大丈夫です。問題ありません」ということでした。

当時、パソコンは持っていましたが、LC575という古いMacでした。
電話回線を使ったパソコン通信も、その時代は接続料金に定額プランがなく、
通信料が従量課金制だったため、ちょっと長引くと請求金額が増えていくのが恐ろしく、
派遣登録時は、パソコン通信もキッパリ止めていました。
だから、いくら「大丈夫」と言われても、自分の中で現役感はまるで無し。

それにパソコン通信とインターネットはそもそも違うもだし、
パソコン通信でメッセージをやりとりすることだって、
メールの送受信とは結構違うと思います。

そのため、「この程度のスキルで本当にいいんですか?」と、何度も念を押しましたが、
彼は笑って、「心配ありませんよ、研修もちゃんとありますしね」
と、明るく暖かく答えてくれました。

今思えば、彼自身もそのときは、
詳しい業務内容を全く理解していなかったのだ、とわかります。
その頃のパソコンは、まだまだスタンドアローンが主流で、
私の周りには、パソコン通信をしている人など誰もいませんでした。
とういか、そもそも、多くの人は、まだ家にパソコンがありませんでした。

だから、家に自分専用のパソコンを持っていて、
しかも「通信」の経験がある、というだけで、
確かに、彼の目には、適任と映ったのかもしれません。

ですが、前の派遣会社では営業マンに対してあまりいいイメージがなく、
すっかり疑い深くなっていたので、
最初は「OK」だったのに、後になってから「NG]と言われたら、嫌だと思いました。
だから、自分のスキル以上に、そっちのほうにも大きな不安がありました。

派遣会社に登録を終えて、家に帰ると、すぐに派遣会社から電話が来ました。

「ピアさんに先ほどのお仕事をぜひやっていただきたいので、
今後の予定は空けておいてください。
新しく始まる業務なので、まだ開始日は決まりませんが、
あと2週間ぐらいでスタートになると思います。」

私は、やったー!と思い、小躍りしたい気持ちになりました。

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