派遣会社は人をよく見ています

新規登録者や登録者データベースの中から、
コーディネーターまず自分の目で選んで人を絞り込み、
候補者の数がまとまった時点で、現場の私に連絡が入ります。

新規登録者の場合は、登録会の予約電話の時点で、
(現在出している広告の中で)希望する仕事が
あるかどうかを事前に尋ねるので、
それに合わせて、現場を抜け出し、
派遣会社のオフィスに出向くのですが、
予約しても、当日になって来ない、というケースも結構ありました。

登録前なので、それがデータベースに載ることはありませんが、
コーディネーターというのは、皆さんが思っている以上に、
一人一人のあれこれを覚えているものなので、
急用で出直そうと思った人は、無断で参加を取りやめたりせず、
必ず一報入れたほうがいいですよ。
講演会や説明会のように不特定多数の人が集まるイベントと違い、
派遣会社はそれなりに、あれこれとその人の希望に合わせて、
事前準備をしているものなのです。

次の登録会で登録スタッフになったときには、
「一度、無断でキャンセルしている」って、絶対書かれますから、
派遣会社に対しては、細心の注意と礼儀を払ったほうがいいと思います。
派遣会社が一番嫌うのは、派遣スタッフの就業日のドタキャンなのですから、
その可能性を感じさせる人には、仕事は回ってこないと思います。

派遣会社のデータベースを眺めていると、
コーディネーター達は、本当に細かいところまで人をよく見ています。

登録会の遅刻の有無は必ず書きます。
あとは男性の肩のフケや体臭、スーツのヨレヨレ感なども書いてありますし、
女性の場合は、生活感の有無や、場違いな服装、ツメ、ピアス、髪形、髪の色・・・
総合派遣会社は、元々が事務職ベースの発想であることや、
当時の派遣会社のクライアントは、ほとんどが大手の上場企業だったので、
事務職の場合はそれなりの品格や「らしさ」を要求されますし、
派手目な人は「携帯ショップや家電ならOK」というメモ書きもありました。

女性の「生活感」というのは、「現役感」という意味に近いでしょうか。
今はそういう人も少なくなりましたが、仕事の能力とは関わりなく、
いわゆる、主婦っぽい人、というキャラクターの方もいらっしゃるんですよね。
ちょっと損ですよね。

それでも話し方が溌剌として、意欲を感じられればよいのですが、
そういう方はなぜか、後ろ向きな人が多くて、
休めますか?残業は断れますか?途中で首になりませんか?
と、ネガティブな事ばかり心配ばかりしてくるので、敬遠されます。

必要事項を、必要なタイミングで尋ねてなぜ悪いのか?と、
お怒りの方もいるでしょうが、コーディネーター達は、
「この人は不安が強くて細かくてウルサイ人だな」と思うと、
ご紹介を躊躇する気持ちがどうしても働いてしまいます。
それは、そういったスタッフに仕事を紹介して、
過去に何度も痛い目に合ったり、クレームに巻き込まれているからです。

なので、心配なことがある場合は、聞き方が肝心です。
「これは大丈夫でしょうか?」「これはダメでしょうか?」と、
相手の顔色を見ながら、下に出るように
何度も何度も念を押すような聞き方をするのではなく、
「自分はこうしたいけど可能ですか?」とか
「こうさせてもらえませんか?」とか、希望を伝える形のほうが、
前向きで印象がよいと思います。

または、「ここが気になっている」という点を、
シンプルに穏やかにさわやかに伝えたほうが、
相手も具体的な助言や、対策を講じやすくなると思います。

ただし、「無理」「不可能」と言われたときには妥協も必要です。
100%、求職者に都合のいい仕事などあり得ないので、
その場合は、どこかで工夫して折り合いをつけないといけません。

主張も妥協も、ビジネススキルのうちだと思います。
必要なことは明確に伝え、無理な時は潔く妥協する姿勢を見せるのも、
有益な自己アピールのひとつだと思うんですよね。

今とは事情が異なるかもしれませんが、
15年以上前の自分の経験がお役に立てば幸いです。

 

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